イチゴ‘ローズベリー’
('Roseberry' strawberry)
フッカー、ウィリアム
(Hooker, William, 1779−1832年)
水彩、紙、46.5×37cm
署名:W. Hooker;年記:1817
この図は1817年、『園芸協会会報』にジョセフ・サビネ(Joseph Sabine)の記事「ローズベリー:ローズ・ストロベリーと呼ばれる新しいストロベリー…の報告と説明」と共に出版された。サビネによれば、この苗をスコットランドの庭師ジョン(John)とウィリアム・カデンヘッド(William Cadenhead)が庭園で観察し、そこにある特殊性が見られたため、彼らはその苗を増加させる気になった(おそらくこの基は偶然に種子を蒔いたものからと思われる)。1815年3月、この幼苗の束がロンドンに販売のために送られた。それは、アバディーン近郊では前からよく知られたものだった。ロバート・ホッグは半世紀の後、次のように詳細を更に加えている。これはアバディーンのロバート・デビッドソン(Robert Davidson)によって育成された栽培品種で、1808年頃に彼の庭園において突然変異として生育していたものが発見された。彼はそれらの苗をカデンヘッドに供給した。1925年、バニヤールはその栽培品種を復活させるだけの価値があるとしたが、現在商業ベースにはのっていない。ホッグは「果実は大きく、円錐形で尖り、種子は実の中に深く入り、実の間にある棟、果実は濃紅色、熟すると黒味を帯び、新鮮な時は赤色は淡く、固く、その風味は感じが良い」と述べている。
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