ハナスグリ
(Ribes sanguineum)
ウィザーズ、オーガスタ・イネス
(Withers, Augusta Innes, c.1793−1864年)
水彩、紙、45.5×35cm
署名:Mrs Withers;年記:1829
Ribes sanguineum(「ハナスグリ」:字句通りには「血のようなカラント」を意味する)は、1780年代にアメリカ太平洋沿岸へ探検に出たジョージ・バンクーヴァー船長(Captain George Vancouver)に同行した植物学者アーチバルド・メンズィー(Archibald Menzies)によって発見された。メンズィーはバンクーヴァー島や本島でそれを見つけたが、種や生きた標本を持ち帰らず、1826年に園芸協会の収集家デヴィッド・ダグラス(David Douglas)がこの植物をイギリスに送った。ウィザーズ夫人の図版は1829年の『園芸協会会報』第7巻に、ダグラスの、「ある新しい、ほとんど知られていないスグリ属の種」と題された記事と共に掲載された。ダグラスは次のように報告する。「協会は1826年10月に私からこの植物の種子を受け取った。私がアメリカ大陸に渡り送ったものだ。1828年の春に、実生から育った低木が境栽花壇に植えられ、2年生の苗からは珍しい4月に大量開花した。」1834年、『ボタニカル・マガジン』に取り上げられた時には、この植物はまだイギリスでは実をつけなかった。1837年、Astrorubensという栽培品種が協会の庭園に見られ、それから多くの栽培品種が現れるようになった。
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