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カーネーション
(Dianthus caryophyllus)

アップルビー、キャロライン・マリア
(Applebee, Caroline Maria, ?−1854年)

水彩、紙、約22×20cm
署名、年記なし

 カーネーションには、匂いに由来するCaryophyllus(カリオフィルス:胡桃の葉)というラテン語名が知られていたが、リンネはこれに従来ピンクの種類を指していたDianthus(ディアントゥス:ゼウスの花)を合わせて、どちらの種も指す属名とした。カーネーションは南フランス原産で、最も古い改良種の記録は1460年のスペインにある。イギリスへは中世にもたらされ、17世紀以降、品評会向けから家庭園芸用まで、多種にわたって開発された。作品には異なる5種が描かれているが、いずれも名前はない。左の2種は覆輪のあるタイプで、花弁の縁が色濃く染まっている。鋸歯状の縁は17世紀に好まれた。中央の2種のように円く刻みのない花弁は、19世紀になって作られたものである。このように白地に単色のストライプが入ったものは「フレーク(flakes)」と呼ばれた。



 
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