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クロッカスのグループA
(Crocus - group of 8 forms)

ファース、ジョン・ポール・ウェリントン
( Furse,John Paul Wellington, 1904−1976年)

水彩、紙、35.5×25cm
署名:Paul Furse;年記:Feb 1954

 Crocusとは、ギリシア語で、黄染料とスパイスの原料となるCrocus sativus(サフラン)にあたるラテン語である。1700年にはフランスの植物学者トゥルヌフォールが、ヨーロッパには、サフラン属(Crocus)の種が48あるとしている。Crocus vernusは、その色の多様さ(紫、黄、白)によって特に人気のあった種で、18世紀の間にイギリスにもたらされた。19世紀後期は移入の第二期で、ジョージ・モー(George Maw)らによって東欧やアジアから多くの品種が持ち込まれた。
 この作品には、ファースが栽培していた野生あるいは園芸品種のCrocus 8品種が描かれている。下段左右にC.biflurusが、下段中央にC.chrysanthus(‘Blue Butterfly’「青い蝶」)が、その左にC.chrysanthus‘Sultan’、右にC.sieberi‘Mrs.Edelstein’(「エーデルスタイン夫人」)がある。上段の左はC.aerius‘Grey Lady’(「灰色の貴婦人」)、中央はC.minimus、右は下段のものとは別の品種のC.biflorusとなっている。これについてファースは定かでなかったようで、疑問符を付けて‘Weldini’、‘Kittiwake’と書き添えている。

 
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87クロッカスA

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