クロッカスのグループ8種 英国王立園芸協会(RHS)創立200周年記念〔植物画の至宝展〕で展示された貴重な植物画です。RHS本部リンドリー図書館には約22,000点のボタニカルアートが所蔵されています。

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クロッカスのグループ8種
(Crocus - group of 8 forms)

ファース、ジョン・ポール・ウェリントン
( Furse,John Paul Wellington, 1904−1976年)

水彩、紙、35.5×25cm
署名なし、年記:1957

 Crocusとは、ギリシア語で、黄染料とスパイスの原料となるCrocus sativus(サフラン)にあたるラテン語である。1700年にはフランスの植物学者トゥルヌフォールが、ヨーロッパには、サフラン属(Crocus)の種が48あるとしている。Crocus vernusは、その色の多様さ(紫、黄、白)によって特に人気のあった種で、18世紀の間にイギリスにもたらされた。19世紀後期は移入の第二期で、ジョージ・モー(George Maw)らによって東欧やアジアから多くの品種が持ち込まれた。
 この作品には、ファースが栽培していた野生あるいは園芸品種のCrocus 9品種が描かれている。下段にC.biflorus、2から4までが、C.chrysanthus‘Blue Butterfly’、C.chrysanthus’Sultan’(「スルタン」)、 C.chrysanthus‘Cream Beauty’(「クリーム・ビューティー」)となっている。下段右は、C.aerius‘Grey Lady、左上(7)は、C.chrysanthus‘Blue Pearl’(「青い真珠」)、右上はC.bifrorus weldenii Albus.、上段中央はC.chrysanthus‘Blue Bird’(「青い鳥」)となっている。