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アンクサ・オッフィキナリス
(Anchusa officinalis)

オーブリエ、クロード

単彩インク、漉き紙、23×17cm
署名:なし;年記なし

 Anchusaはこの植物のギリシア語名で、officinalisは、この植物が持つ薬効の特質を示している。素描の下部に鉛筆で記された、オーブリエによる名称は、Buglossum angustifolium majus (大きな細い葉を持つムラサキ科の草)であった。一般にアルカネット(alkanet)として知られ、しばしばイギリス原産の植物とみなされている(近代の植物学者は異なった見解だが)。クライヴ・スタース(Clive Stace)は、彼の近年の『イギリス諸島の植物誌』(Flora of the British Isles)において、「不毛の土地や斜面に見られ、多くは一時的に 繁殖するに過ぎない植物であるが、時には帰化することもある」と描写している。イギリスでは特徴的な紫色の花をつけているが、ヨーロッパ大陸では白や黄色の花が見られる。また、イギリスではこれらを市場で手に入れることができるが、野生のものはまだ確認されていない。これは、1590年代にジョン・ジェラード(John Gerard)によって観賞植物として育てられていたが、その後は栽培されなくなってしまった。フィリップ・ミラー(Philip Miller)がチェルシー薬草園(Chelsea Physic Garden)のためにアルカネットを手に入れた後、その使用は増加した。ヨーロッパ大陸で、これは薬として幅広く用いられたが、イギリスに入るまでに、その使用法はすでに衰退してしまっていた。ウィリアム・ウッドヴィル(William Woodville)は、著書『薬用植物学書』(Medical Botany, 1794増補版)で「この植物の根、葉、花は、すべて医薬品として認められているが、それはこの植物の特質に対する単なる主張ではないように思われる」と述べた。

 
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RHSポストカード
3アルカネット

 定価  157円  (税込)